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About

Mission

一見異なって見える科学/サイエンスと美術/アートしかし、なにか”普遍”に通じるものを追究するという点で両者は等しいのだ。彼らをファンダメンタルズと呼ぼう。

科学と美術は、方法、出力、マナー、全てが大きく異なるが、基本、根本、原理を追うという点においては等しい。幾層もの異なりを飛び越えて、もし両者がその点において正しくまみえることができたならば、それは”真理”や"普遍"に触れることである。彼らがまみえるその場が広く一般に拓かれることは、科学と美術が社会と、そして社会が普遍や真理と、新たにつながり直す試みとなる。​

***

 

以下3点により、科学・アート・社会を新たに結びつけ直し、各領域を活性化させること、それが新たな文化を形成することを目指すのがファンダメンタルズ プログラムです。

 

 (0) 真理を求める科学者と、個別具体の経験から思考する美術家。両者を【ファンダメンタル(基本、根本、原理)を追うことを行う人たち】という意味で"ファンダメンタルズ"と呼ぶ。両者が個人として共に基底にたったとき、普遍の生成への道筋が拓けると考える。

 (1) このプログラムに参加することで、様々な分野の科学者と美術家に、当面はわからない、辿り着けないこと( 普遍) を希求する機会を提供する。

 (2) 個人を基盤に置いた、科学と美術を普遍を通じてつなぐ試みを広く一般に拓くことにより、科学とアートと社会を新たに繋ぎなおす。

 

 (3) (1)と(2)のための汎用的な仕組みを実践的に生成、広く共有していく
美術家と科学者の

  • ペアリングについての指標

  • 交流モデル

  • 交流プラットフォーム及びコミュニティの形成

  • 社会との交流モデル

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問題の所在

科学、美術の分野においては、コミュニティの膠着化が進んでいる。

→活性化のためには、思い切った外部(科学にとっては美術、美術にとっては科学)を持つとよい。

科学、そして美術は、共に享受層が小さい。

→科学と美術の営みの本意は、共に、目先の意味を超えてなにか"普遍"に通ずるものを追うという点にあると考える。この本意はもっと広く受け入れられてよい。

 

様々なレベルにおいて、多様で具体的な個がバラバラに存在している。どのようにしたらその個々はつながりを持つことができるのか。安易なわかりやすさとは別に、個でありながらも他者と共有できるような仕組みを作ることが課題となる。

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共有したい価値観

  • このプログラムは、参加する科学者と美術家が良い経験をするということに一義をおくものとする

  • このプログラムは、完成したものではなく、仮説・実験・検証を参加者と共に歩む過程で生成される

  • このプログラムは、直接的結果に結びつかなくとも、次につながる素地を確保した上での挑戦を優先するものとする

  • 参加者は、提供される完成されたプログラムを消化するという心持ちよりは、積極的に機会を活用しその経験を内外と共有することでプログラムを共に作るという心持ちでいるものとする

  • 参加者は、様々な目的/意向でこのプログラムに参加しており、その目的/意向はどのようなものであれ尊重するものとする。変化を見守る。

  • 参加者は、その多様性を尊重すべく否定は極力避けて都度都度よく聞き、よく認識を確認する必要があるという心持ちでいるものとする

  • 参加者は、出自がどのような立場であれ、このプログラムの場においては誰に対してもフラットな立場での交流をするものとする

  • 参加者は、理解が難しいことや想定外のことが多く起こることを前提とし、交流を諦めない心持ちでいるものとする

  • 参加者は、必ずしも融合・協働をする必要はなく、この外部との交流により、より自らの思考を深め、自らの活動に還元することができればよい

  • 参加者は、このプログラムを活用して交流を行い、自らのリソースを使って積極的に発表することで、コミュニティの裾野を自ら広げるものとする

  • 参加者は、一足飛びの成果を目指すよりも、今ここで行われている交流に注力をし、理解と思考を深める心持ちでいるものとする

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program

2023年度まで当面3年間の活動を行います。様々な方々に様々な形でご参加いただけるよう整備していきます。

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公募

美術家と科学者を一般公募。申請者に面談を実施、指標に基づきパートナー候補をアサイン。>more

バザール

プログラム開始時。ペアの形成。美術家と科学者の驚くべき" 邂逅" が起こる可能性を孕むもの。a)紙とペンだけのプレゼンテーション、b)哲学研究者を介した交流、c)ペア候補同士の直接的な対話による交流の3つの方法で両者が交流し、パートナーを決定する。一部一般公開あり。>more

フェス・フェスmini

プログラム最終時。過程の開示。交流の途中経過/ 最終形を広く一般に拓くことを目的として開催するもの。一部一般公開あり。>more

パーク

年3回程度の進行状況の共有、交流。ファンダメンタルズの発表をもとに外部から招聘したゲストと共に議論する。またゲストのトークをもとに議論する。2022 年度は、中世・初期近代の形而上学がテーマ。>more

 

ルーム

月一回のオンライン交流。多様な背景を持つ人との対話を通じて自らの思考を省みることで、ファンダメンタルに手を伸ばすことを目的として開催するもの。>more

 

トーク

科学・美術(人文)・ビジネス等、各分野の有識者を招いての座談会/セミナーを開催し、それぞれのコミュニテイに議論の場を開く。>more

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運営

ファンダメンタルズ プログラム

任意団体「ファンダメンタルズ プログラム」は、科学技術広報研究会(JACST )ーー全国約130箇所の科学・技術の研究機関や大学などに所属する約200名の広報担当者が集まるインデペンデントな互助組織ーー内の隣接領域と連携した広報業務部会の部会員と、ファンダメンタルズ プログラム参加の有志アーティスト等で構成される。

 

連絡先:ファンダメンタルズ プログラム代表 坪井あや
E-mail:contact_at_fundamentalz.jp

2024年度 メンバー
  • 宇都宮真木(アーティスト)

  • 坪井あや(東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構/JACST)

  • 長谷川麻子(国立遺伝学研究所ナショナルバイオリソースプロジェクト広報室/JACST)

  • 藤田弥世(京都大学 学術研究展開センター/JACST)

  • 藤原稔久(大阪大学 大学院基礎工学研究科/JACST)

  • 山口貴子(アーティスト)

  • 岡田小枝子(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所/JACST)(アドバイザー)

2023年度 メンバー
  • 入口可奈子(アーティスト)

  • 宇都宮真木(アーティスト)

  • 近藤奈津子(PR)

  • 坂口愛沙(大阪大学 全学教育推進機構/JACST)

  • 坪井あや(東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構/JACST)

  • 長谷川麻子(国立遺伝学研究所ナショナルバイオリソースプロジェクト広報室/JACST)

  • 藤原稔久(大阪大学 大学院基礎工学研究科/JACST)

  • 山口貴子(アーティスト)

  • 岡田小枝子(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所/JACST)(アドバイザー)

2022年度 メンバー
  • 入口可奈子(アーティスト)7月-

  • 宇都宮真木(アーティスト)8月-

  • 近藤奈津子(PR)10月-

  • 坂口愛沙(大阪大学 全学教育推進機構/JACST)

  • 坪井あや(東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構/JACST)

  • 長谷川麻子(東北大学病院広報室/JACST)

  • 藤原稔久(大阪大学 大学院基礎工学研究科/JACST)5月-

  • 山口貴子(アーティスト)8月-

  • 岡田小枝子(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所/JACST)(アドバイザー)

2021年度 メンバー
  • 阿久津弥恵(理化学研究所 脳神経科学研究センター/JACST

  • 岡田小枝子(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所/JACST

  • 坂口愛沙(大阪大学 大学院理学研究科/JACST

  • 坪井あや(東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構/JACST

  • 堀田あゆみ(人間文化研究機構 総合情報発信センター/JACST)-9月

  • 長谷川麻子(日本学術振興会 WPIセンター/JACST)11月-

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