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2026年度 科学者とアーティストのペアが決定

  • ファンダメンタルズ プログラム運営
  • 7月11日
  • 読了時間: 8分
一見異なって見える科学者とアーティスト。しかし、なにか“普遍”に通じるものを追究するという点で両者は等しいのだ。彼らをファンダメンタルズと呼ぼう。

このたび、科学者とアーティストによるペア形成イベント「ファンダメンタルズ バザール in 山口」を経て、参加者どうしの交流ペア/ユニットが形成されましたので、ご報告いたします。


バザールでは、それぞれの根源的な関心(ファンダメンタルズ)を持ち寄った科学者・アーティストが、複数日にわたる対話を通じて相互理解を深めました。その結果として、今年度は以下の15組のペア/ユニットが生まれました。ここから各組が、分野の垣根を越えた交流を始めていきます。


なお、本プログラムでは次の2種類の交流形態があります。


・ペア交流:科学者1名とアーティスト1名による1対1の交流

・ユニット交流:科学者1名と複数のアーティストによる交流



今後の予定:オンライン一般公開/参加者インタビュー


2026年8月〜9月にかけて、「ファンダメンタルズ バザール 2026」のオンライン一般公開を予定しています。バザールの記録映像などを、どなたでもご覧いただけるかたちで配信いたします。


また、それに先駆けて、本プログラムに参加する科学者・アーティストへのインタビューを順次公開してまいります。それぞれの探究の背景や、これから始まる協働への思いをお届けする予定です。

※公開日時・視聴方法などの詳細は、決まり次第あらためてお知らせいたします。



形成されたペア/ユニット


今年度は、以下の15組のペア/ユニットが生まれました。( )内は各人の専門分野です。


── ペア ──

  • 上岡雄太郎(神経科学)× 斎藤稜(木工・彫刻)

  • 上岡雄太郎(神経科学)× 前田耕平(身体表現・映像・インスタレーション)

  • 上岡雄太郎(神経科学)× 三浦かおり(立体・インスタレーション)

  • 上岡雄太郎(神経科学)× 村上郁(インスタレーション)

  • 紀平真理子(環境社会学・科学技術社会論)× 中塚文菜(インスタレーション)

  • 紀平真理子(環境社会学・科学技術社会論)× 前田耕平(身体表現・映像・インスタレーション) ※哲学・松山聖央(環境美学)が参加

  • 紀平真理子(環境社会学・科学技術社会論)× 村上郁(インスタレーション)

  • 倉本大資(HCI・プログラミング教育)× 今実佐子(絵画)

  • 小鳥居祐香(幾何学・結び目理論)× 斎藤稜(木工・彫刻)

  • 高橋幹弥(天文学)× 伊藤道史(VR・詩・映像)

  • 中村栄太(知能情報学)× 中村彩乃(演劇)

  • 西井淳(計算論的神経科学)× 杉本奈月/N₂(演劇・戯曲・舞台照明)

  • 西井淳(計算論的神経科学)× 中村彩乃(演劇)


── ユニット(複数名による交流)──

  • 髙橋護(流体力学)× 村上郁(インスタレーション) ※今後参加者更新予定

  • 倉本大資(HCI・プログラミング教育)× 斎藤稜(木工・彫刻)× 三浦かおり(立体・インスタレーション)× 中塚文菜(インスタレーション)




参加者プロフィール



科学者


上岡雄太郎

専門分野:神経科学(線虫、ハエ、マウス)

所属:東京大学 理学系研究科 生物科学専攻 助教

キーワード:神経科学 / 行動 / ニューラルネットワーク / 自発性 / 創発性


東京大学理学部生物化学科卒業、理学系研究科生物科学専攻博士課程・博士号取得の後、Yahoo! JAPAN サイエンス統括本部、東京大学ポスドク、RIKEN研究員などを経て、2025年より東京大学理学系研究科生物科学専攻にて助教(現職)。



紀平真理子

専門分野:環境社会学、科学技術社会論 など

所属:名古屋大学大学院環境学研究科 助教

キーワード:厄介な問題 / 一次産業の持続可能性 / サステナビリティ / トランジション / 協働 / 視覚的問題評価法


名古屋市出身・在住。オランダでの修士(科学)、名古屋大学での博士(環境学)取得を経て、2025年より同大学環境学研究科の助教。環境社会学・科学技術社会論を専門とし、農業・漁業・環境をめぐる「厄介な問題」と、多様なアクター間の協働プロセスを研究している。



倉本大資

専門分野:HCI分野・プログラミング教育

所属:東京大学大学院情報学環 特任研究員

キーワード:ティンカリング / プログラミング教育 / ファシリテーション / 構成主義(Constructionism) / テクノロジーと遊び


筑波大学芸術専門学群卒。2008年よりScratchを用いた子ども向けプログラミングワークショップやイベントを多数開催。現在、東京大学情報学環特任研究員(中山未来ファクトリー)として「人間と遊び」をキーワードに研究中。著書(共著)に『Scratchではじめる機械学習』(オライリージャパン)他。



小鳥居祐香

専門分野:幾何学

所属:広島大学 准教授

キーワード:トポロジー / 結び目理論 / モノの形 / 紐の形


2022年11月〜現在、広島大学 持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(WPI-SKCM²)副拠点長/主任研究者。2020年10月〜現在、広島大学大学院先進理工系科学研究科数学プログラム 准教授。2020年10月〜現在、理化学研究所 客員研究員。2017年2月〜2020年9月、理化学研究所 特別研究員。2014年4月〜2017年1月、東京大学大学院数理科学研究科 特任研究員。



髙橋護

専門分野:流体力学

所属:三重大学 大学院工学研究科 助教

キーワード:乱流 / 非線形力学 / 可視化 / 脳波 / 視線追跡


2014年3月、名古屋大学 工学部 卒業。2016年3月、名古屋大学 大学院工学研究科博士前期課程 修了。2019年3月、同大学院博士後期課程 修了、博士(工学)。2019年4月より現職。2025年3月現在、査読付き学術論文12編(共著含む。和文・英文の区別なし)。



高橋幹弥

専門分野:天文学

所属:東京工業高等専門学校 助教

キーワード:ブラックホール / 一般相対性理論 / 光 / 降着円盤 / 数値シミュレーション


2019年3月、学士(教育学)、東京学芸大学。2021年3月、修士(理学)、筑波大学。2022年4月〜2024年3月、日本学術振興会特別研究員DC2。2024年3月、博士(理学)、筑波大学。2024年4月〜現在、東京工業高等専門学校 一般教育科 助教。



中村栄太

専門分野:知能情報学

所属:九州大学システム情報科学研究院 准教授

キーワード:人工知能 / 機械学習 / 音楽情報 / 音楽進化 / 絵画進化


2012年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。国立情報学研究所、明治大学、京都大学などで研究員として勤務した後、2016年より日本学術振興会特別研究員(PD)、2019年より京都大学白眉センター特定助教。2024年より現職。



西井淳

専門分野:計算論的神経科学

所属:山口大学 大学院創成科学研究科 教授

キーワード:計算論的神経科学 / バイオメカニクス / 音楽情報学 / 学習理論


山口大学理学部教授(2010年〜)。東京大学助手、理化学研究所基礎特別研究員を経て、1999年から現職。計算論神経科学、バイオメカニクス、音楽情報学等の研究に従事。



アーティスト


伊藤道史

専門分野:VR、詩、映像

キーワード:技術史観 / 神話 / バーチャルリアリティ / 現代詩 / スキーマ


東京藝術大学映像研究科修了。個展「./MYTH.YOU」NEUU(2025)、「巡回展個展 GROUNDS RENDERER」都内6会場(2024)、「Lost Items」渋谷PARCO(2023)、「個展 CONATUS/私であることの試み」NEORT(2022)、ユリイカ2025年8月号巻頭詩など。



今実佐子

専門分野:絵画

キーワード:化粧 / 自画像 / 時間 / 色彩


2016年、筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程修了。自らの絵を「自画像」と捉え、口紅などの化粧品を用いて絵を描いている。主な個展:「一日」gallery N(2025年)、「息吹」LOKO GALLERY(2024年)。主なグループ展:「VOCA2016」上野の森美術館(2016年)。



斎藤稜

専門分野:木工、彫刻、工作

キーワード:未来の動物 / 虚構 / 歴史 / 人の作りしもの / 人間性


1991年山口県生まれ。中央大学文学部哲学専攻卒業後に、岐阜県高山市にて家具製作の修行を2年間する。2016年からブータンの非政府組織(CPA Bhutan)にて、2019年からボツワナの国立職業訓練校(Marobela Brigade)で計3年間、木工の技術指導に従事しつつ、現地の技法を学ぶ。



杉本奈月/N₂

専門分野:演劇、戯曲、舞台照明 など

キーワード:光 / 波 / 身体 / 境界 / 劇詩


劇作家、舞台照明家。詩の文体で異形同士の性愛を描いた『居坐りのひ』で第15回AAF戯曲賞最終候補となる。京都薬科大学薬学部薬学科中退。日本照明家協会賞「舞台部門」第42回努力賞、第43回新人賞受賞など。2023年に青年団演出部を退団し、技術管理担当として関西日仏学館に入職。N₂(エヌツー)代表。



中塚文菜

専門分野:インスタレーション

キーワード:インスタレーション / 現代美術 / 生活 / 生活文化 / タロット占い


2016年、広島大学教育学部造形芸術系コース卒業。2021年、筑波大学大学院芸術専攻修了(修士)。主な展示に「群馬青年ビエンナーレ2025」群馬県立近代美術館(2025年)、「生き延びるためのラプソディ」ギャラリー無量(2024年)、「誰かの祈りを開いて閉じる」タメンタイギャラリー(2023年)。



中村彩乃

専門分野:演劇

キーワード:身体 / 声 / 虚と実 / 想像 / 演技


1994年生まれ。舞台俳優。2017年に劇団「安住の地」を旗揚げ、以降代表を務める。2024年より京都舞台芸術協会 理事。主な出演作に「声-LA VOIX HUMAINE-」The side(京都、2023年)、「よそほひ」元映画館(東京、2026年)など。劇場に留まらない活動を模索している。



前田耕平

専門分野:身体表現、映像、インスタレーション

キーワード:あわい / 身体 / 南方熊楠 / 関係性 / 点


1991年和歌山県生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。自身の体験を軸に、映像・パフォーマンス等を行う。個展「コスモレジデンス」アートギャラリーミヤウチ(2025年)、「あわいの島」アドベンチャーワールド(和歌山、2024年)、「タイランドビエンナーレ」ゾミアパビリオン(タイ、2023年)他。



三浦かおり

専門分野:立体、インスタレーション

キーワード:生活空間にある素材 / 電子工作 / DIY / 理科の実験 / 空間設計(構成)


2005年、京都造形芸術大学卒業(情報デザイン、現・京都芸術大学)。2012年から横浜を拠点に活動。アートと一般会社との間を行き来する日常における余韻、気配、痕跡などをモチーフにコンセプトを立てて制作。インスタレーションや立体作品へ展開する。個展・グループ展多数。



村上郁

専門分野:インスタレーション

キーワード:関係性の力学 / 知覚と身体 / 自然現象 / 光と水 / 素材プロセス


東京都生まれ。2008年、セントラル・セント・マーチンズ BFA(Hons)取得。油絵と銅版画を学んだ後、2008年以降は主にインスタレーション作品を発表。「散歩」と呼ばれる直感と理論を合わせたリサーチを通じて、技術と人と環境の関係性を問う作品を制作している。



参考




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