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  • 長谷川麻子(ファンダメンタルズ プログラム)

2022年度ファンダメンタルズ ルームFebruaryを開催しました

2023年2月の最終水曜日、2月22日19:00から20:30にかけて、オンライン非公開でファンダメンタルズ ルームFebruaryを開催しました。


このイベントは、ファンダメンタルズプログラム参加者を対象に、原則毎月最終水曜日に実施するもので、多様な背景を持つ人との対話を通じて自らの思考を省みつつ、ファンダメンタルに手を伸ばす(共通の正解/了解にたどりつこうとかではない)ことを目的としています。


過去2回連続で、事前に参加ファンダメンタルズから話題を募り、話題提供者が各ブレイクアウトルームをホストする形式でしたが、今回は応募がなく、運営事務局から打診する形でホストを決めました。今回のディスカッションテーマはこちらです:


❶「サイエンス/サイエンティストやアート/アーティストに何を求めるか」

❷「最近こころ動かされた事や次第」


タイムライン

19:00- intro(10min): ホストからの話題説明

19:10- session 1(対話20min + 共有10min):2-3名での対話

19:40 session 2(対話20min + 共有10min):2-3名での対話

20:20- closing(5min): 振り返り


参加者は、研究者3名、アーティス5名の合計8名でした。



今回は、全体での共有時間も確保したロングバージョンで開催し、いずれのルームでも多様な視点が提示されましたが、もっと時間が欲しかったとの感想もあり、ルームで生まれた議論を深める別の枠組みも検討したいと思います。


ルーム❶では、科学者とアーティストそれぞれに「もしあなたがアーティスト/科学者だったら?」という面白い問いかけがありました。交流ペアの相手の視点に立ってみると、問題へのアプローチや仕事の組み立て方など、様々な違いが見え、今後の交流について考えを深めるきっかけが生まれたようです。


●言語が通じているからといって、言葉が通じているわけではないことを深く見つめること


●本当に根深い交流をするには、細かい使い方からじっくり話さないと先に進まないのではないかなと思っています(科学者)


●自分がサイエンティストだったら?などは考えたこともなかったのでゆっくり考えてみると面白そう。他の人の意見も興味深かったし、もっと聞いてみたかった(アーティスト)


●もう少し時間があると、話が展開して面白かったかも。どうしても話がノるまでに時間がかかります(アーティスト)


●自分が何を得たいかを考えるいい機会になりました!


ルーム❷「最近こころ動かされた事や次第」では、あえて明確なテーマを定めず、自然とうまれた話題をみなで“放牧”するような雰囲気でディスカッションが進みました。各ペアが交流方法を詳しく紹介するなかから、「わかりませんって言えるのが原則でしたよね」という名台詞が飛び出し、「わからなくても居てもいい!」というファンダメンタルズの基本的なスタンスが再確認されました。


上記ルームでホスト役を務めたアーティストが、「なんでもやってみよう精神で引き受けてみたけれど、開催直前まで憂鬱でした。でもやってみると案外、聞きたいことを聞きたい人に投げられて、意外な面白さがありました」と語ってくれました。次回以降、どんな新しい話題提供者が登場し、どんな対話がうまれるでしょうか。



6回目となる今回が今年度のルーム最終回でした。来月はファンダメンタルズ パーク春を開催のため、ルームはお休み。次回は新年度、4月26日(水)に非公開で開催予定です。

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