科学と美術のオンライン連続セミナー「ファンダメンタルズ トーク」を開催
2020年9月16日
科学技術広報研究会(JACST)隣接領域と連携した広報業務部会は、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と共に、主に科学分野の研究者、現代美術分野のアーティスト、そして一般の皆様を対象にしたオンライン連続セミナー「ファンダメンタルズ トーク」を開催、大阪大学大学院理学研究科が協力します。
オンライン連続セミナー「ファンダメンタルズ トーク」は、来年6月5日と6日に日本科学未来館で開催が予定されている科学者と美術家の交流会「ファンダメンタルズ バザール」当日の交流をより深いものとすることを目的としています。
人文・美術分野の専門家を招聘して科学の本質や美術の本質にまつわる多様な視点を提供する包括シリーズと、科学技術広報研究会(JACST)隣接領域と連携した広報業務部会のメンバーが所属する5つの研究機関の研究者が自身の研究内容を伝えるサイエンスシリーズを、全10回程度、月に1度程度交互に実施してゆきます(閲覧無料、基本的にはアーカイブ配信あり)。
https://www.fundamentalz.jp/fundamentalztalk
第1回「数学―日常とは異なった対象との触れ方について」戸田幸伸 (数学)、
第2回「色について語るときに我々の語ること――科学にとっての、美術にとっての、哲学にとっての「質」」山口尚 (哲学)は実施ずみで、現在アーカイブ配信をご覧いただけます。
パンデミックの渦中、これまでの日常が日常でなくなり、あちこちで根源を問い直さざるを得ない状況に直面しています。企画「ファンダメンタルズ」は、最先端科学を中心とした分野の研究者と現代の美術を中心とした作家のことを、真理に類する本質的ななにか(ファンダメンタル)を探ろうとするという点で態度を同じくする”ファンダメンタルズ”であると定義します。彼/彼女らが普段の営為から逃れてファンダメンタルを多様な形で追いうるプラットフォームの形成を目指すとともに、今ファンダメンタルの意義を広く一般に提示する試みです。
イベント「ファンダメンタルズ バザール」は、広く公募で募った最先端科学を中心とした分野の研究者15名、現代の美術を中心とした分野の作家15名、あわせて30名のファンダメンタルズが交流するプログラムを実施し、その一部を一般に拓きます。研究者と作家の一次募集は始まっており、申し込み締め切りは2月末日となっています。多くの研究者と作家の皆様のご応募をお待ちしています。
オンライン連続セミナー「ファンダメンタルズ トーク」は、「ファンダメンタルズ バザール」を含む「ファンダメンタルズ」の説明会を兼ねています。是非お気軽に質問をお寄せください。
概要
タイトル: ファンダメンタルズ トーク
日 時: 各回90分程度、月に1回程度の開催
会 場: オンライン開催(JACST 隣接領域と連携した広報業務部会 Youtubeチャンネル)
対 象: 現代の美術に携わる方々、最先端科学を中心とした分野の研究者、中高生/大人
参加費: 無料
定 員: なし
申 込: なし(回によっては申込が必要になります)
主 催: 科学技術広報研究会(JACST)隣接領域と連携した広報業務部会
共 催: 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
助 成: 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協 力: 大阪大学大学院理学研究科
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