• JACST隣接部会

ファンダメンタルズ フェスmini プレイベント 社会篇

更新日:3月14日

学知は"役に立つ":価値の再考

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まず、ここでの"学知"は、科学、人文・社会学、そしてアートも含めた知として考える。

近年、学知と社会をつなごうとする動きが、ビジネスの場面から複数出てきており、かつ多くの人に受容され始めています。

トイ人」の加藤哲彦、「esse-sense」の西村勇哉、「コテン」の深井龍之介の諸氏は、学知を非専門家一個人に提供する事業を行なっています。これは、アカデミアと企業が協働して応用研究を行う産学連携という様式ともまた異なります。


学知を、我々が社会生活で利活用することが可能なのでしょうか?それはどれくらい有用なのでしょうか?誰にとってどんな場面で有用なのでしょうか?それは教育とどのように異なるのでしょうか?

仮に学知の利活用が有用、つまり現在価値がつくものだとして、学知が生み出されている現場自体は、本来はいつ価値がつくのかわからない実験場であり、ビジネスとは異なる系の事業体です。このように大きく性質を違える学知と価値を事業として包含しようとした時、そこにはどのような思考があるでしょうか?


そしてこのように大きく性質を違える体系を、社会において結びつきとして提供しようとした場合、どのような様式が必要になるのでしょうか?

このようなことについて議論したいと思います。


スピーカー

加藤哲彦

株式会社トイビト代表

立教大学理学部物理学科卒。大学卒業後、広告会社のコピーライターとして、不動産、通信、住宅、飲料、スポーツといった一般企業の案件と共に大学の広告を手掛ける。2017年に独立し、さまざまな学術分野の研究をわかりやすく紹介するサイト「トイビト」を開設。アカデミアと一般社会を架橋し、誰もがいつからでも「学問」できる場を創出することをめざしている。


西村勇哉

NPO法人ミラツク 代表理事 / 株式会社エッセンス 代表取締役

1981年大阪府生まれ。大阪大学大学院にて人間科学の修士を取得。2011年にミラツクを設立。セクター、職種、領域を超えたイノベーションプラットフォームの構築と、大手企業の新領域事業立ち上げの支援、分野横断型の未来潮流の探索などに取り組む。2021年に株式会社エッセンスを設立。分野横断型の先端研究者WEBメディアesse-senseを立ち上げ、運営に携わる。

国立研究開発法人理化学研究所未来戦略室 イノベーションデザイナー、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任准教授


深井龍之介

複数のベンチャー企業で取締役や社外取締役として経営に携わりながら、2016年に株式会社COTENを設立。ミッションに「メタ認知を高めるきっかけを提供する」を掲げる。世界史データベースを開発中。COTENの広報活動として「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」を配信。Japan Podcast Awards2019で大賞とSpotify賞をダブル受賞。Apple Podcastランキング1位を獲得。


モデレータ

坪井 あや(JACST隣接領域と連携した広報業務部会 / カブリ数物連携宇宙研究機構 広報)

立教大学社会学部、Chelsea College of Art卒業。Ongoing;作家による公募互選プロジェクト立上げ、谷中ホテル;4畳半の私設展示室設立を経て、2009年からKavli IPMU。Kavli IPMUの科学を単独で広報するパブリックプログラムに加え、アーティストインレジデンスや、科学者と哲学者のトークなど、科学・哲学・美術をつなげたパブリックプログラムを行う。


プログラム

19:00-19:10 イントロダクション

19:10-19:40 スピーカーからの自己紹介。

19:40-20:20 議論

20:20-20:30 質疑

*当日の状況により、時間は前後する可能性があります

概要

タイトル: ファンダメンタルズ フェスmini プレイベント 社会篇「学知は"役に立つ":価値の再考」

日 時: 2022年2月25日(金)19:00- (90分程度、後日アーカイブ配信の予定)



会 場: オンライン開催(ファンダメンタルズ Youtubeチャンネル

対 象: 学生・社会人

参加費: 無料

定 員: なし

主 催: 科学技術広報研究会(JACST)隣接領域と連携した広報業務部会

共 催: 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)

助 成: 日本学術振興会 (JSPS)

協 力: 大阪大学大学院理学研究科, 理化学研究所 数理創造プログラム(iTHEMS)

 

ファンダメンタルズ プログラム



企画「ファンダメンタルズ プログラム」は、最先端科学を中心とした分野の研究者と現代の美術を中心とした作家のことを、共に何か普遍に通づるものを追うものとして”ファンダメンタルズ”と名付け、(1)多様な両者が一切の偏見なく交流ができる環境を整備すると共に、(2)目先の意味を超えて何か普遍に通づるものを追うという営為自体の有意性を広く一般に広報していく、この2点により、科学・アート・社会を新たに結びつけ直し、新たな文化を生むことを目指すことを目的としたプログラムです。


主に科学・技術分野の研究機関や大学などの広報担当者が、科学・技術を芸術や哲学等と連携させた広報業務を実践的に研究する、「科学技術広報研究会(JACST) 隣接領域と連携した広報業務部会」が中心となって運営しています。


昨年6月に日本科学未来館で無観客ライブ配信で開催した、科学者とアーティストが丸腰で交流するプログラム「ファンダメンタルズ バザール」では、主に公募で集まった20名の科学者とアーティストが参加し、15組のペアが誕生しました。


それから約半年間に渡るこの15組の交流の中間報告会となる「ファンダメンタルズ フェスmini」を、この3月に実施します。


本企画は、「ファンダメンタルズ フェスmini」のプレイベントとして、3つの異なる対象ーアーティスト、科学者、学生・社会人それぞれに向けた座談会をその専門家をお招きして実施するものです。ファンダメンタルズ プログラムの意義と課題、またファンダメンタルズ プログラムを取り巻く状況をオープンに検討することで、射程は深く範囲は広く議論を拓き、より多くの方にファンダメンタルズ プログラムとの接点を見出していただけましたら幸いです。


ラインナップ


美術篇:「美術という"謎"」

2月15日(火) 19:00-20:30

スピーカー

  • 沢山遼(美術批評)

  • 中尾拓哉(芸術学)

  • 星野太(美学)


社会篇:「学知は"役に立つ":価値の再考」

2月25日(金) 19:00-20:30

スピーカー

  • 加藤哲彦(株式会社トイビト)

  • 西村勇哉(NPO法人ミラツク / 株式会社エッセンス)

  • 深井龍之介(株式会社COTEN)


科学篇:「探究と架橋:基礎科学の可能性

3月10日(木) 8:00-9:30

スピーカー

  • 佐々田槙子 (確率論, 東京大学 大学院数理科学研究科 准教授)

  • 初田哲男(素粒子・原子核理論, 理化学研究所 数理創造プログラム プログラムディレクター)

  • 山極壽一(霊長類学, 総合地球環境学研究所 所長)



 

*本企画は日本学術振興会 (JSPS) 科研費「多機関による科学と隣接領域を連携したアウトリーチ活動の検証とプラットフォーム構築」(21H04053)の助成を受けたものです。

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